「銭の戦争」最終回 感想
赤松対冨生。知能犯で冨生の勝ちでした!!
騙されましたね。赤松は。
まさか事務所に20億円が戻ってるとは思わなかった。
煙が出てきて捜査員たちにも隠し部屋を気付かれ、ドアを開けると戻っていた大金。
返却されたと思った途端、捜査員たちが入って来て…。^^;
盗む時に他人を使い、戻す時も他人に頼む。
その発想が浮かぶか浮かばないか。
赤松は冨生にばかり気を取られ、盲点を突かれました。
いったい、いつどうやってあの20億円の札束の山を運ぶのか。
それがこのドラマの最大の見せ場でもあった。
しかし、種明かしが後で、視聴者も赤松の立場になってアッと驚く形になるので、あの20億円を実際に持ち出すシーンも、再び元に戻すシーンも描かれませんでした。
20億円の札束は200kg。
地下の隠し金庫で箱に詰めて階段を上がり、一階に持ち運んで、また外の車へ運び出す。
この重労働、骨の折れる作業、地道で大変な仕事。
これを一切描かなかった事で物足りない印象を受けました。
回想シーンとしてでもいいから、どれだけの仕事量になるのか。
作業する二人の闘い。
これが少しでもあったらと思いました。
こういうドラマって泥臭い場面こそが生命力になるのでは?
汗をかいて動き、必死で走り、生きるために死に物狂いになる。
人間臭さがドラマの重要な核となる気がします。
残念だけど、金庫から持ち出し、また元に戻すシーンはゲームの様に簡単に、オシャレに仕上がった状態だけ見せられて終わりました。
その作業をするのは、主人公、冨生ではなかったので。
未央の友達、桃子と冨生の後輩、灰谷だったから。
脇役の二人だったがために肝心のドラマチックなシーンがカットされてしまいました。
冨生が計画し二人に指図した仕事。
冨生の頭脳労働であり、知恵が勝利しました。
二人は冨生に言われるがままに危険な仕事を引き受けた訳です。
まるでチラシをポストに投函するかのように。
お気楽な様子で。
あの二人を言葉一つで操れるほどの関係性だったのか?
冨生に傾倒していくのは分かりますが、実行犯になるのかなぁ。
そこら辺、ちょっと疑問は感じました。
20億円持ち出して、今度は元に戻し。
桃子は大仕事を成し遂げました。
灰谷もそう。
桃子と灰谷は頭脳労働、重労働を引き受け、物語を動かす上での大きなポジションでした。
未央の友人、目黒桃子を演じたのは朝倉えりか。
冨生の後輩、灰谷を演じたのは中林大樹。
Wikipedia調べで名前、配役が分かりました。
ヤフーテレビのドラマ特集冬号にも名前が載っていません。
未央より桃子役の人の方が、演技上手そう。
まあそれはともかく。
全てが丸く収まり、最終回としてはいい感じでした。
木村文乃が存在感あって貫録があって美しかった!!
渡部篤郎の怪演が際立ち、草なぎ君も良かった。
先の「ゴーストライター」とは真逆の男性的なドラマでした。
恋愛より「銭」なんですね。サッパリしてました。^^;
冨生は貸金業としてやって行くという結末なのかぁ。
地下の隠し金庫…お札の匂いに酔いしれ…。
魔物に取り付かれたって事でしょうか?
あらすじ ヤフーテレビより

富生(草なぎ剛)は、人質にされた未央(大島優子)と引き換えに、20億円の返却を赤松(渡部篤郎)に約束する。赤松との関係を完全に断ち切りたい富生は、金を返す前に一計を案じる。赤松は、早和子(ジュディ・オング)の保釈金5億円を用意できず窮地に陥った梢(木村文乃)に、青池グループの役員の椅子と引き換えに、自分が5億円を出すと持ち掛ける。悩んだ梢は富生に助けを求めるが、もう富生にも金を用意することはできない。
第7話 第9話 第10話
騙されましたね。赤松は。
まさか事務所に20億円が戻ってるとは思わなかった。
煙が出てきて捜査員たちにも隠し部屋を気付かれ、ドアを開けると戻っていた大金。
返却されたと思った途端、捜査員たちが入って来て…。^^;
盗む時に他人を使い、戻す時も他人に頼む。
その発想が浮かぶか浮かばないか。
赤松は冨生にばかり気を取られ、盲点を突かれました。
いったい、いつどうやってあの20億円の札束の山を運ぶのか。
それがこのドラマの最大の見せ場でもあった。
しかし、種明かしが後で、視聴者も赤松の立場になってアッと驚く形になるので、あの20億円を実際に持ち出すシーンも、再び元に戻すシーンも描かれませんでした。
20億円の札束は200kg。
地下の隠し金庫で箱に詰めて階段を上がり、一階に持ち運んで、また外の車へ運び出す。
この重労働、骨の折れる作業、地道で大変な仕事。
これを一切描かなかった事で物足りない印象を受けました。
回想シーンとしてでもいいから、どれだけの仕事量になるのか。
作業する二人の闘い。
これが少しでもあったらと思いました。
こういうドラマって泥臭い場面こそが生命力になるのでは?
汗をかいて動き、必死で走り、生きるために死に物狂いになる。
人間臭さがドラマの重要な核となる気がします。
残念だけど、金庫から持ち出し、また元に戻すシーンはゲームの様に簡単に、オシャレに仕上がった状態だけ見せられて終わりました。
その作業をするのは、主人公、冨生ではなかったので。
未央の友達、桃子と冨生の後輩、灰谷だったから。
脇役の二人だったがために肝心のドラマチックなシーンがカットされてしまいました。
冨生が計画し二人に指図した仕事。
冨生の頭脳労働であり、知恵が勝利しました。
二人は冨生に言われるがままに危険な仕事を引き受けた訳です。
まるでチラシをポストに投函するかのように。
お気楽な様子で。
あの二人を言葉一つで操れるほどの関係性だったのか?
冨生に傾倒していくのは分かりますが、実行犯になるのかなぁ。
そこら辺、ちょっと疑問は感じました。
20億円持ち出して、今度は元に戻し。
桃子は大仕事を成し遂げました。
灰谷もそう。
桃子と灰谷は頭脳労働、重労働を引き受け、物語を動かす上での大きなポジションでした。
未央の友人、目黒桃子を演じたのは朝倉えりか。
冨生の後輩、灰谷を演じたのは中林大樹。
Wikipedia調べで名前、配役が分かりました。
ヤフーテレビのドラマ特集冬号にも名前が載っていません。
未央より桃子役の人の方が、演技上手そう。
まあそれはともかく。
全てが丸く収まり、最終回としてはいい感じでした。
木村文乃が存在感あって貫録があって美しかった!!
渡部篤郎の怪演が際立ち、草なぎ君も良かった。
先の「ゴーストライター」とは真逆の男性的なドラマでした。
恋愛より「銭」なんですね。サッパリしてました。^^;
冨生は貸金業としてやって行くという結末なのかぁ。
地下の隠し金庫…お札の匂いに酔いしれ…。
魔物に取り付かれたって事でしょうか?
あらすじ ヤフーテレビより



富生(草なぎ剛)は、人質にされた未央(大島優子)と引き換えに、20億円の返却を赤松(渡部篤郎)に約束する。赤松との関係を完全に断ち切りたい富生は、金を返す前に一計を案じる。赤松は、早和子(ジュディ・オング)の保釈金5億円を用意できず窮地に陥った梢(木村文乃)に、青池グループの役員の椅子と引き換えに、自分が5億円を出すと持ち掛ける。悩んだ梢は富生に助けを求めるが、もう富生にも金を用意することはできない。
第7話 第9話 第10話
この記事へのコメント
・・・結局、デスは初回の白石孝夫だけでした。もっと死人が出るかと思ってましたが~(^^;
>桃子と灰谷は頭脳労働、重労働を引き受け、物語を動かす上での大きなポジションでした。
予想通り?、引越屋に変装して、運ぶシーンがちょっとだけ出てましたね。でも、道路を台車で運ぶ割と楽なシーンでした。
未央のシーンをカットしてでも、もっと20億入れ替えのシーンを入れてほしかったですね(希望~)
で、20億を動かした報酬は??
金額位、言ってもよかったんじゃない?
それとも、何かの特典に振り替えた?
証券マン(現物主義じゃない)だしなぁ~
まあ、考えて見たら、元証券マンの物語なんで、赤松には無い、証券マンらしい考えで、赤松をやっつける所から、こんな作りになったのかもしれませんね。
目には目を!的な発想だと、最後に、赤松と同じじゃないか!で終わってしまう。。。のを避けたんでしょうかねえ~(^^;
>地下の隠し金庫…お札の匂いに酔いしれ…。
>魔物に取り付かれたって事でしょうか?
赤松とは違う!=現物主義じゃない!
と理解してますが、
最後は、赤松の影響もあって、現物主義に変わってしまった(同じ穴のムジナだった?)という落ちなんでしょうかねえ~(苦笑)
でも、服は白でした!
今までずっと、青っぽい服ばかりで、なんて汚い野郎だなんて思ってたもんで、割と白が新鮮に見えました。
前回?赤松が白い服着て、20億が無くなったテーブルの上に寝そべってたのを思い出します。
そんな神聖な場所??(笑)
はて、赤松に勝った白なのか?
ホワイト化学を忘れないように白なのか?
証券マン(ホワイトカラー)の心なのか?
いろんな含みがありそうですね。
長々と失礼しました。。。(^^;
脱税やインサイダー取引など、経済に関しては疎いので、ただただ見守るだけのドラマでした!
確かに、名字に色の名前が使われてる様に登場人物のコスチュームの色にも意味有り気な感じでした。そうそう冨生はラストに白いシャツ姿だったし、赤松もテーブルに寝そべってる時、白いセーター姿だった。
まっしろな心になれる場所、かな?