「息もできない夏」最終回感想
教訓おじさん、樹山さん。
あらすじ 公式サイトより
DNA鑑定を受けた谷崎玲(武井咲)は、99.99%の確率で鮎川宏基(要潤)と親子関係にあることが明らかになった。
激しいショックを受けた玲は、母・葉子(木村佳乃)や妹の麻央(小芝風花)らの制止を振り切って家を飛び出す。街をさまよい歩いた挙げ句、玲がたどり着いたのは、アルバイト先の『パティスリー・シャルロット』だった。
するとそこに、樹山龍一郎(江口洋介)がやって来る。DNA鑑定の結果を樹山に伝え、嗚咽する玲。樹山は、そんな玲に、たとえ事実がどうであろうとも君が谷崎玲であることには変わりがない、と言って励ますと、入院中の鮎川が危篤状態にあることを告げる。鮎川は、死の淵をさまよいながら、玲の名前を呼んでいるのだという。
玲は、樹山とともに鮎川が入院している病院へ向かう。玲は、看護師に促され、危篤状態にある鮎川の側に立った。玲に気付いた鮎川は、微かに手を上げ、リンゴのガラス細工を手渡そうとした。しかし玲は、「あなたなんて父親じゃない!死ぬならひとりで死ねばいいでしょ!」と叫び、病室を飛び出してしまう。
あくる日、玲が『パティスリー・シャルロット』に出勤すると、店の前で樹山が待っていた。樹山は、鮎川の容体が持ち直したことを玲に伝えた。しかし玲は、もう鮎川のところには行かない、と返す。
一方、夏目周作(北大路欣也)は退院の準備をしていた。そこにやってきた葉子は、玲が鮎川の子だったことを報告する。周作は、母親としてこういうときにどうすればいいのかわからない、と言う葉子に、亡き妻からの手紙を見せる。
そんな折、法務省から区役所に、玲の戸籍が送られてくる。樹山は、『鮎川玲』と記載されたその書類を複雑な思いで見つめていた。同じころ、玲のもとに、草野広太(中村蒼)からのメールが届く…。
* * * * *
「この前の件、直人に聞いてみたわ。
すごく喜んでた。」樹山に言う片岡亜沙美(霧島れいか)。
「北海道に帰るんですか?」と葉子。
「父親、鮎川でした。どうしたらいいか分からなくて。」
「これ、母さんが私にくれた最後の手紙だ。」夏目は娘に言う。
「ほんとは母さん、私を助けようとしたんじゃないかと思う。」
「谷崎さんの戸籍が届いたの。」と田所光子(濱田マリ)。
鮎川姓になっていた。
草野からメールが届く。
「新潟のネットカフェから…。自分の親を探す旅に。」出ていると。
「落ち込んでいたところでした。」と玲。
「草野君が旅に出た気持ちが今はちょっとだけ分かります。」
そして草野の事を「とても大切な親友です。」
「これ小樽から届いたよ。君の戸籍だ。」玲に渡す樹山。
「皮肉ですね。あれほど欲しがっていたものだし、
ホントの私はこっちなんですよね。」
「たとえ記録を変えたとしても、それで何が変わるんだろう。」
「あの人、その後どうですか?」鮎川の様子を尋ねる。
「頭から離れなくて。」
話している二人のところへ亜沙美がやって来る。
戸籍が取れたことを「おめでとう。」
「持ってきたわ。これ婚姻届。」亜沙美は樹山に封筒を渡す。
「嫉妬じゃないわよね。」玲に向かってそう言う。
「間違ってると思います。嬉しそうじゃない。」と玲。
戸籍で「未来が保障された訳じゃないって。」
だからその婚姻届も無意味だと言う。
「君に何が分かる?」樹山は反論する。
亜沙美と直人の二人に「自分の人生すべてを捧げる。」
「俺は家族になれると思ってる。」
大切なのは「どんな未来を作るかだ。」
玲は去っていく。
「それ預からせて。ありがとう。嬉しかった。」亜沙美も立ち去る。
「良かったねお姉ちゃん。」と麻央。
「おめでとう。これでやりたい事ができるわね。」と母、葉子。
「あなたは谷崎の娘よ。」
「あたしも鮎川の事を一生忘れられないと思う。」と葉子に言う玲。
「鮎川に感謝する。母さん、同じ道を選ぶ。玲と出会えるなら。」
玲の携帯が鳴る。
「病院から連絡があった。鮎川さんが危ないらしい。」と樹山。
「危篤だって。」葉子に告げひとりで病院へ。
「最後に何か伝える事があれば。」と医者。
自分の父親は谷崎、「だけど戸籍上、今日一日は鮎川玲です。」
「あたしの始まりはあなたです。
許せなくても、あたしの始まりはあなたです。
だから忘れません。
私が私でいる事を感謝しているから。
一生忘れません。」
林檎のガラス細工を手に取る玲。
ベンチに玲はいない。
「すぐに社員への手続きをするから。それからパスポートも。
井川さんが辞退したの。」店長、安倍川衣里(橋本麗香)は言う。
「勝負はこれからよ。」と井川さつき(原幹恵)。
「あたしたち、しばらく距離を置かない?」亜佐美は樹山に言う。
「今まで縛ってきた。
これからもそれでいいのかなって。
あなたを幸せにしたいと思った。
自分が強くならないといけないでしょ?」
婚姻届は「いつか会う日まで私が預かっておくわね。」
「樹山さんなら辞めましたよ。」区役所を訪れた玲に職員は教える。
「区役所辞めたってどういうことですか?」
「亜沙美に振られたんだ。
直人と二人でやっていくって。」
「一流のパティシエになったら食べにきて下さい。」
「樹山さん。樹山さんは私にとって…。」
「ただのおじさんだろ?」玲の言葉をさえぎって樹山は去って行く。
この世に存在する事。
可能性や未来がどこまでも広がっている。
そしていつまでも未来を向いて。パリへ旅立つ玲。
最終回!
鮎川さん、死んじゃったよ~。(涙)
死なないで欲しかった~。
物語にとって不都合な人は消しちゃうんだよね。
この先、ヒロイン玲の人生に邪魔だからって。(--;
本物の父親が生きていて、関わってくるとまずいからって。
だけどドラマの現在の鮎川さんっていい人じゃん。
あんな繊細な林檎のガラス細工作る人だし。
以前、妻に暴力を振るってたなんて思えないくらい。
ホント都合よく、用が済んだら邪魔者をどんどん排除して行く作品だったなぁ。
消したり、物理的に遠ざけたり。
中津は玲たちを追い詰めてドラマを盛り上げる役割を終えたら、酒屋を継ぐため実家へ。
夏目も事件の刺される役割で、後は葉子と和解もできたし北海道へ。
そして草野君は玲へ無戸籍に関する情報を与える役割。
彼も近づき過ぎて彼女の人生を阻まないように、常に適度な距離を取らせていた。
そして役目が済んだら新潟へ。
皆、過疎地、北国、田舎じゃん。
それで玲ちゃんはパリ!!ww
樹山は区役所を辞めた理由を玲に話します。
これまで引きこもりみたいな生活だったと表現します。
この辺り、脚本家の価値観みたいなのがよく出ているなぁと。
ジャーナリストとかパティシエとか横文字、カタカナ職業に対して弱いんですよね。w
フランスとか西欧に対して憧れる、ひと昔前の人って気がする。
イメージ優先ですよね。
田舎や公務員はダサくて嫌い。
そういうのがよく出ている。
開放感が無いのが嫌いなんだ。
北海道の冬は厳しい。雪に閉ざされる。
一部の都市を除き、ほとんどが酪農とか農地、畑。
牛や馬や家畜がいる。
そんな「田舎」は嫌い。
公務員も夢がなくて嫌い。
だから都会のオシャレなケーキ屋さん。
海外だ、ヨーロッパだ、パリだ。みたいな…。w
これって脚本家の価値観っていうより、フジテレビの価値観?
そうかもね。
いろいろ不自然な設定の上に成り立ったドラマだったけど、テーマが盛りだくさんな内容でした。
その中のひとつに父と娘の葛藤、和解が有りました。
葉子と夏目周作、そして玲と鮎川。
玲の場合、突然現れた本当の親なんて、すぐに忘れていく気がします。
思い出が無いし、一緒に過ごした記憶も無い。
そういう相手の事は案外、すぐに忘れていったりするものです。
だからDNAは受け継いでいるけど、文化や価値観は育ての父親から受け継いだもの。
確かに始まりは鮎川さんなのかもしれないけど。
生物学的な事実だけ。
愛も憎しみも無いと思う。
このドラマでは「鮎川。」と呼び捨てにまでして、毛嫌いしてる事を強調していたけど。
玲自身には強い感情は湧き上がってこないと思う。
ドラマとしては見せ場も多く、盛り上がったのですが。
樹山と亜沙美の二人も不思議な間柄でしたね。
男女の仲ではなかったのね。この二人。
男女の仲で無いのに一緒に暮らす方が気まずいでしょ?
それは有り得ないと思うよ。^^;
一緒に食事して、洗面所もお風呂もトイレも使うし。
男女の仲で無い方が気を使うし、気疲れしてそんなのやっていけないよ。よく暮らしてたなぁと思います。(笑)
同居しているうちにズルズルと男女の仲になって一緒になりましたみたいな、そっちの方がまだ自然。
最終回では、狂気の一歩手前まで行ってた亜沙美さんが急に冷静に大人の思慮深い女性になりました。(笑)
樹山が玲の前で自分への気持ち、家族になりたいと決意を表明したから、逆に亜沙美さんが引いたって事ですよね。
押したり引いたり、人間関係の力の法則みたいな感じね。
直人君の誕生日にケーキを特注。
玲を名指しで。その玲が時間をかけ、精魂こめて作ったケーキ。
キッチンの流しにひっくり返してた亜沙美さん。
まったく手も付けずに…寒~いシーンでしたね。
直人君もかわいそうだった。
そんな女性も婚姻届と相手の決意表明で、我に返ったのか?
まるで憑き物が落ちたように穏やかで良識のある女性に。(笑)
ドラマとしては理想の世界を描いたラストの締めくくりでした。
理想郷ですよね。ホントに。
(江口洋介は人間味があって、カッコいいおじさんでした。
台詞、教訓っぽいのばかりだったけど。)
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
第6話 第7話 第8話 第9話 第10話
あらすじ 公式サイトより
DNA鑑定を受けた谷崎玲(武井咲)は、99.99%の確率で鮎川宏基(要潤)と親子関係にあることが明らかになった。
激しいショックを受けた玲は、母・葉子(木村佳乃)や妹の麻央(小芝風花)らの制止を振り切って家を飛び出す。街をさまよい歩いた挙げ句、玲がたどり着いたのは、アルバイト先の『パティスリー・シャルロット』だった。
するとそこに、樹山龍一郎(江口洋介)がやって来る。DNA鑑定の結果を樹山に伝え、嗚咽する玲。樹山は、そんな玲に、たとえ事実がどうであろうとも君が谷崎玲であることには変わりがない、と言って励ますと、入院中の鮎川が危篤状態にあることを告げる。鮎川は、死の淵をさまよいながら、玲の名前を呼んでいるのだという。
玲は、樹山とともに鮎川が入院している病院へ向かう。玲は、看護師に促され、危篤状態にある鮎川の側に立った。玲に気付いた鮎川は、微かに手を上げ、リンゴのガラス細工を手渡そうとした。しかし玲は、「あなたなんて父親じゃない!死ぬならひとりで死ねばいいでしょ!」と叫び、病室を飛び出してしまう。
あくる日、玲が『パティスリー・シャルロット』に出勤すると、店の前で樹山が待っていた。樹山は、鮎川の容体が持ち直したことを玲に伝えた。しかし玲は、もう鮎川のところには行かない、と返す。
一方、夏目周作(北大路欣也)は退院の準備をしていた。そこにやってきた葉子は、玲が鮎川の子だったことを報告する。周作は、母親としてこういうときにどうすればいいのかわからない、と言う葉子に、亡き妻からの手紙を見せる。
そんな折、法務省から区役所に、玲の戸籍が送られてくる。樹山は、『鮎川玲』と記載されたその書類を複雑な思いで見つめていた。同じころ、玲のもとに、草野広太(中村蒼)からのメールが届く…。
* * * * *
「この前の件、直人に聞いてみたわ。
すごく喜んでた。」樹山に言う片岡亜沙美(霧島れいか)。
「北海道に帰るんですか?」と葉子。

「父親、鮎川でした。どうしたらいいか分からなくて。」
「これ、母さんが私にくれた最後の手紙だ。」夏目は娘に言う。
「ほんとは母さん、私を助けようとしたんじゃないかと思う。」
「谷崎さんの戸籍が届いたの。」と田所光子(濱田マリ)。
鮎川姓になっていた。
草野からメールが届く。

「新潟のネットカフェから…。自分の親を探す旅に。」出ていると。
「落ち込んでいたところでした。」と玲。
「草野君が旅に出た気持ちが今はちょっとだけ分かります。」
そして草野の事を「とても大切な親友です。」
「これ小樽から届いたよ。君の戸籍だ。」玲に渡す樹山。
「皮肉ですね。あれほど欲しがっていたものだし、
ホントの私はこっちなんですよね。」
「たとえ記録を変えたとしても、それで何が変わるんだろう。」
「あの人、その後どうですか?」鮎川の様子を尋ねる。
「頭から離れなくて。」
話している二人のところへ亜沙美がやって来る。

戸籍が取れたことを「おめでとう。」
「持ってきたわ。これ婚姻届。」亜沙美は樹山に封筒を渡す。
「嫉妬じゃないわよね。」玲に向かってそう言う。
「間違ってると思います。嬉しそうじゃない。」と玲。
戸籍で「未来が保障された訳じゃないって。」
だからその婚姻届も無意味だと言う。
「君に何が分かる?」樹山は反論する。
亜沙美と直人の二人に「自分の人生すべてを捧げる。」
「俺は家族になれると思ってる。」
大切なのは「どんな未来を作るかだ。」
玲は去っていく。

「それ預からせて。ありがとう。嬉しかった。」亜沙美も立ち去る。
「良かったねお姉ちゃん。」と麻央。
「おめでとう。これでやりたい事ができるわね。」と母、葉子。
「あなたは谷崎の娘よ。」
「あたしも鮎川の事を一生忘れられないと思う。」と葉子に言う玲。
「鮎川に感謝する。母さん、同じ道を選ぶ。玲と出会えるなら。」
玲の携帯が鳴る。

「病院から連絡があった。鮎川さんが危ないらしい。」と樹山。
「危篤だって。」葉子に告げひとりで病院へ。
「最後に何か伝える事があれば。」と医者。
自分の父親は谷崎、「だけど戸籍上、今日一日は鮎川玲です。」
「あたしの始まりはあなたです。
許せなくても、あたしの始まりはあなたです。
だから忘れません。
私が私でいる事を感謝しているから。
一生忘れません。」
林檎のガラス細工を手に取る玲。

ベンチに玲はいない。
「すぐに社員への手続きをするから。それからパスポートも。
井川さんが辞退したの。」店長、安倍川衣里(橋本麗香)は言う。
「勝負はこれからよ。」と井川さつき(原幹恵)。
「あたしたち、しばらく距離を置かない?」亜佐美は樹山に言う。
「今まで縛ってきた。
これからもそれでいいのかなって。
あなたを幸せにしたいと思った。
自分が強くならないといけないでしょ?」
婚姻届は「いつか会う日まで私が預かっておくわね。」
「樹山さんなら辞めましたよ。」区役所を訪れた玲に職員は教える。
「区役所辞めたってどういうことですか?」
「亜沙美に振られたんだ。
直人と二人でやっていくって。」
「一流のパティシエになったら食べにきて下さい。」

「樹山さん。樹山さんは私にとって…。」
「ただのおじさんだろ?」玲の言葉をさえぎって樹山は去って行く。
この世に存在する事。
可能性や未来がどこまでも広がっている。
そしていつまでも未来を向いて。パリへ旅立つ玲。

最終回!
鮎川さん、死んじゃったよ~。(涙)
死なないで欲しかった~。
物語にとって不都合な人は消しちゃうんだよね。
この先、ヒロイン玲の人生に邪魔だからって。(--;
本物の父親が生きていて、関わってくるとまずいからって。
だけどドラマの現在の鮎川さんっていい人じゃん。
あんな繊細な林檎のガラス細工作る人だし。
以前、妻に暴力を振るってたなんて思えないくらい。
ホント都合よく、用が済んだら邪魔者をどんどん排除して行く作品だったなぁ。
消したり、物理的に遠ざけたり。
中津は玲たちを追い詰めてドラマを盛り上げる役割を終えたら、酒屋を継ぐため実家へ。
夏目も事件の刺される役割で、後は葉子と和解もできたし北海道へ。
そして草野君は玲へ無戸籍に関する情報を与える役割。
彼も近づき過ぎて彼女の人生を阻まないように、常に適度な距離を取らせていた。
そして役目が済んだら新潟へ。
皆、過疎地、北国、田舎じゃん。
それで玲ちゃんはパリ!!ww
樹山は区役所を辞めた理由を玲に話します。
これまで引きこもりみたいな生活だったと表現します。
この辺り、脚本家の価値観みたいなのがよく出ているなぁと。
ジャーナリストとかパティシエとか横文字、カタカナ職業に対して弱いんですよね。w
フランスとか西欧に対して憧れる、ひと昔前の人って気がする。
イメージ優先ですよね。
田舎や公務員はダサくて嫌い。
そういうのがよく出ている。
開放感が無いのが嫌いなんだ。
北海道の冬は厳しい。雪に閉ざされる。
一部の都市を除き、ほとんどが酪農とか農地、畑。
牛や馬や家畜がいる。
そんな「田舎」は嫌い。
公務員も夢がなくて嫌い。
だから都会のオシャレなケーキ屋さん。
海外だ、ヨーロッパだ、パリだ。みたいな…。w
これって脚本家の価値観っていうより、フジテレビの価値観?
そうかもね。
いろいろ不自然な設定の上に成り立ったドラマだったけど、テーマが盛りだくさんな内容でした。
その中のひとつに父と娘の葛藤、和解が有りました。
葉子と夏目周作、そして玲と鮎川。
玲の場合、突然現れた本当の親なんて、すぐに忘れていく気がします。
思い出が無いし、一緒に過ごした記憶も無い。
そういう相手の事は案外、すぐに忘れていったりするものです。
だからDNAは受け継いでいるけど、文化や価値観は育ての父親から受け継いだもの。
確かに始まりは鮎川さんなのかもしれないけど。
生物学的な事実だけ。
愛も憎しみも無いと思う。
このドラマでは「鮎川。」と呼び捨てにまでして、毛嫌いしてる事を強調していたけど。
玲自身には強い感情は湧き上がってこないと思う。
ドラマとしては見せ場も多く、盛り上がったのですが。
樹山と亜沙美の二人も不思議な間柄でしたね。
男女の仲ではなかったのね。この二人。
男女の仲で無いのに一緒に暮らす方が気まずいでしょ?
それは有り得ないと思うよ。^^;
一緒に食事して、洗面所もお風呂もトイレも使うし。
男女の仲で無い方が気を使うし、気疲れしてそんなのやっていけないよ。よく暮らしてたなぁと思います。(笑)
同居しているうちにズルズルと男女の仲になって一緒になりましたみたいな、そっちの方がまだ自然。
最終回では、狂気の一歩手前まで行ってた亜沙美さんが急に冷静に大人の思慮深い女性になりました。(笑)
樹山が玲の前で自分への気持ち、家族になりたいと決意を表明したから、逆に亜沙美さんが引いたって事ですよね。
押したり引いたり、人間関係の力の法則みたいな感じね。
直人君の誕生日にケーキを特注。
玲を名指しで。その玲が時間をかけ、精魂こめて作ったケーキ。
キッチンの流しにひっくり返してた亜沙美さん。
まったく手も付けずに…寒~いシーンでしたね。
直人君もかわいそうだった。
そんな女性も婚姻届と相手の決意表明で、我に返ったのか?
まるで憑き物が落ちたように穏やかで良識のある女性に。(笑)
ドラマとしては理想の世界を描いたラストの締めくくりでした。
理想郷ですよね。ホントに。
(江口洋介は人間味があって、カッコいいおじさんでした。
台詞、教訓っぽいのばかりだったけど。)
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