「南極大陸」第6話感想

『テツは他界、クマは家出、リキは置き去り…』
あらすじ 公式サイトより
昭和30年代。戦後10年を過ぎた頃、研究者・倉持岳志 (木村拓哉) は、日本の未来に大きな夢を抱いた子どもたちの思いとともに、南極越冬という過酷な生活をスタートさせる。

そして日本の未来をかけ、倉持自身の夢でもあった南極の高峰・ボツンヌーテンの初登頂を果たすのだが遭難してしまう。無線機も壊れ予定の経路から外れているため、昭和基地からの雪上車による救出は期待できない。そこで倉持は、犬の帰巣本能を信じリキ、タロ、ジロを放つ。

昭和基地では、倉持たちが遭難した場所を絞り込み、鮫島 (寺島進)、内海 (緒形直人) が雪上車で捜索することになった。遭難から4日が過ぎ、食料が底を尽きていることを察知した内海は、ハンドルを握る鮫島の隣で焦り始める。
その頃、倉持・犬塚 (山本裕典)・氷室 (堺雅人) は、食料が尽きて朦朧としていた。

長い南極大陸の厳冬期が終わる頃、日本では越冬隊を迎えにいく 「 宗谷 」 が、第二次観測隊を乗せて南極へ向けて出発した。順調に進んでいるように思えたが、突如ドシンと厚い氷盤に激突する音が船内に響き渡り…。


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 残骸の中で身を寄せ合う3人。
 このシーンは本当に凍りつくような気温を感じました。
 このままでは生き延びることは難しいのではと思わせました。

 雪上車で救出に向かう鮫島と内海ですが、方位計が正しい位置を指していない事に気づきます。
 行き止まり状態の所へ、遥か白い地平線の向こうから犬が。

 首輪に付いた居場所のメッセージを見る二人。
 考える間もなく犬たちは走り出して行きます。
 雪上車で後を追い、無事3人を救い出すことができました。



 それまでブリザードだったのが嘘のように快晴の天候になって澄み渡る青空と白い雪の情景が、素晴らしく美しい場面でした。
 犬の後から雪上車の車体が見えた時はホッとしました。

 3人とも鯨の残骸の中から這い出してきますが、顔色がさっきの場面と全然違うのでキョトンとしてしまいました。
 こうして倉持、犬塚、氷室の3人は救われた訳ですが、このシーンは堺雅人の演技力にも救われましたね。


 あっという間に1年が経過しました。
 その間にテツが老衰で亡くなり、比布のクマは行方不明。
 シロ子は8頭、出産しました。
 
 リキは連れて帰ることになっています。
 古館遥香(芦田愛菜)が待っているからです。

 宗谷が迎えに来るまで食料を切り詰めながら過ごす隊員。

 しかし宗谷は氷に阻まれます。左舷のスクリューを破損して立ち往生。

 アメリカの砕氷艦、バートンアイランド号に牽引してもらい何とか越冬隊の基地まで辿り着きます。

 しかしバートンアイランド号は6日しか付き添えないと通告。
 他の船も援助を求めているそうで、時間がありません。

 物資を先に運び引継ぎは後まわしにしようとする第二次観測隊隊長の岩城。
 意見の衝突があり、計画していた通りにはなりません。

 
 天候の都合で、セスナ機に乗り、宗谷に先に引き揚げるよう指示される越冬隊員。
 氷室が最初にセスナ機で戻り説得しますが聞き入れられません。

 取りあえず最小限の荷物を抱え基地を後にする倉持たち。

 白崎優(柴田恭兵)との再会では抱き合って喜びます。
 しかしそれも束の間、今すぐここを離れなければ、宗谷もバートンアイランド号も氷に閉じ込められ抜け出せなくなるというのです。

 犬を鎖につないだまま置いてきたため、セスナ機を出してくれるよう頼む倉持。


 犬達がどうなるのか気になります。

 セスナに乗って地上をどんどん離れて行く場面。
 犬達を見る倉持は何か嫌な予感がしているかのようでした。


 キムタクの顔が痩せていたり丸かったり、相当な時間、撮影に費やされているのだと思いました。
 キムタクひとりが平成時代を生きてるのであんまり危機感とかなかったんですけど、今回、犬を置いてくるシーンは胸騒ぎのする感じが良く伝わってきました。

 基地を離れる前に一頭一頭名前を呼んで抱き締め首輪の調整をしていくシーン。
 今生の別れのような…。

 「南極大陸」の中で一番心に響くシーンでした。


 物言わぬ動物達。
 彼らのことは気になります。
 人間は大丈夫。
 
 出演料もらってるし。

 ワンちゃん達はお金もらっても…あんまり関係ないし。
 寒いだけ。
 寒いのにボランティア。
 吹雪の中走って、偉いよね。









 日本シリーズで遅い時間まで観てしまった。
 今日は冬支度で忙しくパソコンに触れませんでした。
 簡単な感想ですが…。


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